ASCENTION 〜アセンションワークショップ

1. アセンションの定義

アセンションとは、よく以下のように説明されています。　個人であれ集合体であれ、その振動周波数を上昇させて、三次元の現実の限界を超え、意識を拡大するプロセスであると。

一般的には、次のような事象と関連づけられています。

• 輪廻転生のサイクルを超越すること。
• より高い意識状態（自己覚知、覚醒）に到達すること。
• 二元性を超越し、宇宙意識と調和すること。
• 進化する霊体（スピリット）と物理的肉体とを統合し、一つの存在の状態になること。

2. 異なる伝統におけるアセンション

スピリチュアルな各伝統には、それぞれ独自の「アセンション」の理解がありますが、共通するテーマとしては、浄化、自己統制、神聖な意識との融合などが挙げられます。

 

• キリスト教とキリスト教神秘主義：
  キリストのアセンション昇天は、肉体を超越し、聖なる意識と融合することを象徴する。
  東方正教では、アセンションとは神との一体化を通じて人間が神聖化される過程を指す。
• ヒンドゥー教とヴェーダーンタ：
  モクシャ（解放）はアセンションに似ており、魂が生死の輪廻（サムサーラ）から逃れ、ブラフマン（究極の現実）と融合すること。
  ヨガの伝統では、クンダリーニエネルギーを高めて意識を拡大することに重点が置かれている。
• 仏教：
  悟り（ニルヴァーナ）とは、幻想（マーヤ）と苦しみからの超越。
  チベット仏教における虹の身体（レインボウボディ）の概念は、修行者が純粋な光へと変容する過程と説明される。
• 古代エジプトの神秘主義：
  カ（Ka）、バ（Ba）、アーク（Akh）の概念は、意識が肉体の死を越えて神聖な領域へとアセンド上昇する方法を説明している。
• グノーシス主義とヘルメス思想の教え：
  「グレートワーク」は、霊的な浄化、二元的な相反するもの（男性性と女性性、光と闇）のバランス、そして神聖である本質の覚知を伴う。
• 神智学とアセンデッドマスターの教え：
  ジュワル・クール、クツミ、サナート・クマラ、セラピス・ベイといった存在は、アセンションを果たし、より高次元に存在しながらも、人類を導き続けている。
  「アイアム・プレゼンス」とは、永遠である神聖なる本質を自覚することであり、その本質とは　「I AM THAT I AM（大いなるものすべてー我は我なり）」である。
• 新時代と宇宙意識の観点：
  アセンションとは、地球が三次元の現実からより高次の五次元存在へと移行すること。
  ライトボディの活性化と多次元知覚の拡大が重要な概念。

3. アセンションのメカニズム

解釈は様々ですが、多くの伝統が、アセンションを促進する類似のメカニズムを説明しています。

• エネルギーと周波数のシフト：
  アセンションは振動周波数の増加と関連しており、密度の濃い物質主義からより精妙な意識状態へと移行していく。
  瞑想、呼吸法、神聖な音によるヒーリングなどの実践は、周波数の向上を助ける。
• 意識の進化と自己のマスタリー統制：
  エゴに駆られた欲望やカルマのサイクルからの解放。
  より高次のスピリチュアルな原則に沿った生き方。
  進化するスピリット（ハートの脳）と純粋なエネルギーとしての肉体（ハラの脳）の完全な融合。
• ライトボディの活性化とDNAの変容：
  いくつかの教えでは、休眠状態のDNA鎖を活性化させることで、人間はより高次の意識状態にアクセスできると示唆している。
  秘教的な伝統におけるマカバ（ライトボディの乗り物）は、多次元の旅とアセンションのためのツールと見なされている。

4. ガイアの役割と惑星のアセンション

いくつかの秘教的な伝統では、地球自体がアセンションのプロセスを経験しており、第三密度から第五密度の現実へとシフトしていると述べている。

• 地球の振動数の増加。
• 人類の意識が、統合とより高次の感覚意識へと向かう変化。
• 分離と恐れに基づいた古いパラダイムの解放。

5. アセンションの兆候と課題

最後に…

覚醒、光明、解放を経たあと、アセンションは新たに形成された人間が、「地球生まれの魂」になることを可能にする最終的かつ唯一の出来事となります。

アセンションとは、単に意識が進化し続けることではなく、肉体、霊体（スピリット）、魂の共同作業の終わりを意味します。宗教的、秘教的、あるいは多次元的な観点から見ても、それは制限から無限の意識への移行を意味します。人類がシフトし続ける中で、アセンションの道を歩む人々は、より高い叡智を統合し、愛を体現し、地球意識のより大いなる変容をサポートするように求められていることに気づくでしょう。